しまなみ通信 Vol.115 〔 2010/01/11 担当:nagaoka 〕
自分には自分に与えられた道がある。
天与の尊い道がある。
どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない。
自分だけしか歩めない二度と歩めぬかけがえのないこの道。
広い時もある。狭い時もある。
登りもあれば下りもある。
担々とした時もあれば、かきわけかきわけ汗する時もある。
この道が果たして良いのか悪いのか思案に余る時もあろう。
慰めを求めたくなる時もあろう。
しかし、所詮はこの道しか無いのではないか。
諦めろと言うのではない。
今立っているこの道、いま歩んでいるこの道、ともかくもこの道を休まず歩む事である。
自分だけしか歩めない大事な道ではないか。
自分だけに与えられている、かけがえのないこの道。
他人の道に心奪われ、思案に暮れて立ちすくんでいても道は少しも開けない。
道を開くためには、まず歩まなければならぬ。
それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道が開けてくる。
深い喜びも生まれてくる。
〔 しまなみ通信 Vol.115 ~終わり~ 〕